光触媒は蛍光灯の光でも効果を発揮できる?

 

光触媒という言葉をご存じでしょうか。

光触媒は抗菌・防臭などの効果が期待できる物質として、注目を集めています。

名前のとおり、光の力によって効果を発揮するのですが「どんな光でもいいの?」と

気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回は、光触媒と蛍光灯の関係について解説します。

 

 

光触媒とは何か?

 

光触媒は、紫外線を含む光の力によって有害物質や菌を分解する物質です。

そのため、日常生活の中での除菌・防臭・防カビ・防汚などの効果が期待できます。

分解時に有害物質が発生することはないため、体や環境にやさしいのが特徴です。

さらに、衛生的な空間を維持することに優れているため、昨今ますます注目が高まっています。

 

光触媒はコーティング材としても活用されていて、外壁・室内にも塗装・コーティングが可能です。

光触媒コーティングは施工法や環境などによって作用する期間が異なりますが、一般的に5年~20年は効果を期待できるとされています。

 

光触媒が持つ効果

 

光触媒には抗菌・防カビの効果があります。

抗菌効果によって、気になるウイルスやカビなどの除去が期待できます。

そのため、お子さんやペットが触れる壁や床などに、光触媒コーティングを施すことで、清潔さを保てるのは非常に大きなメリットだと言えるでしょう。

 

次に、消臭効果が挙げられます。

生活臭だけではなく、気になるタバコのにおいなどを消してくれる効果があるのは嬉しいですよね。

愛煙家の住まいや、ペットを飼っている住まいの消臭は、自力で行うのは難しい部分もあります。

しかし、光触媒のコーティングを施すことで、消臭効果が期待できます。

換気や掃除は手間がかかりますが、光触媒は光の力を借りるだけなので、コーティング後は負担もありません。

これは大きなメリットだと言えるのではないでしょうか。

 

光触媒は蛍光灯でも反応するのか

 

光触媒は紫外線を含む光に当たると効果を発揮する物質です。

そのため、室内の人工の光の場合、効果が気になるところですよね。

 

光触媒は太陽光だけではなく、蛍光灯でも効果を発揮します。

それは、蛍光灯にも紫外線が含まれているからです。

 

蛍光灯が光る仕組みについて簡単に説明しましょう。

フィラメントに高い電圧をかけることで電子が飛び出します。

そして、電子がガラス管内の水銀の粒にぶつかり、紫外線を出します。

紫外線がガラス管の内側に塗布されている蛍光物質にあたり、赤・青・緑の光を出し、混ざり合って白い光になります。

この仕組みから、紫外線が含まれていることが分かりますよね。

蛍光灯の可視光線の紫外線の量は2%、日光の約1/1000と言われています。

 

LEDの光でも光触媒は効果を発揮する?

 

LEDは消費電力が蛍光灯より少なく、寿命が長いことでも知られており、発熱の量が少ないことから、利用する人が増えています。

LEDには紫外線を含むタイプと、含まないタイプがあります。

近紫外LEDもしくは紫色LEDで、蛍光体を光らせるタイプであれば、紫外線を含みます。

 

しかし、市販されているLED照明は、紫外線がほとんど含まれていないタイプが多いです。

紫外線の量は蛍光灯の1/200とも言われています。

しかし、光触媒は微弱な紫外線もキャッチするため、効果が全くないということは考えにくいです。

室内に太陽光(紫外線)が入らない場合は、蛍光灯の照明の方が、光触媒の効果を得やすいでしょう。

 

まとめ

 

光触媒は紫外線を含む光の力によって、有害物質や菌を分解・除去します。

そのため、紫外線を含む蛍光灯であれば反応し、効果を発揮します。

 

近年増えているLEDの照明は、蛍光灯よりも紫外線の量が少ないため、光触媒の効果を期待する場合は、太陽光や蛍光灯の光の利用を検討しましょう。

 

光触媒は、防臭・抗菌や防カビなどの作用を持ち、衛生的で快適な暮らしに役立ちます。

当社は、天然成分、ノンアルコールの除菌・消臭剤を使い、体にやさしい光触媒コーティングを施工しています。

光触媒コーティングを検討されている方はぜひご相談ください。